守りたい ただあなただけを
『クゥーーン。』
「ハァハァ・・大丈夫・・
大丈夫だよコロ・・ハァハァ・・」
狂ってる。
どうしてペット達の命を奪われなきゃいけないんだ。
腰を落ち着けて息を整えると、
恐怖が全身を包んだ。
「まったくなんで弐班の後始末を俺らがやらなきゃいけないんだよ。」
その時、林の向こうから声が聞こえてきた。
「しょうがないだろ。
小僧とイヌを取り逃がしたって知られたら連帯責任取らされるぞ。」
「帰ったら弐班の奴らに酒奢って貰いましょうよ。」