守りたい ただあなただけを
「おいおい・・勘弁してくれよ。」
「俺は嫌だよ。
カリマル師団長が俺達に土下座までなさったから従ってるけど、やるのはペットの回収だけだ。」
「俺だって人を殺したくないよ。
ましてやこんなガキ。」
「・・・・1匹ぐらい見逃してもバレないんじゃない?」
兵隊達が何やら相談をしている。
足も、木の棒を持つ両手も震えていた。
でも・・コロは僕が守らなきゃ・・・
家族をみすみす殺されてたまるもんか・・・。