守りたい ただあなただけを
何故か鼻息荒くなったエイダに俺の刀を渡した。
「ガタイがいいお前の方が刀を隠すには適任だ。布の中に隠しておいてくれ。」
「・・・分かった。」
「リューマ、宜しいのですか大事な刀を・・?」
「俺は木の棒でも・・・。」
“ドンドンドン!!”
「「「!?」」」
その時、玄関を強く叩く音が聞こえた。
「リューマ!
いるんだろう?出てこい!」
素早く反応したエイダがロウソクの火を消す。
「・・・。」
アイコンタクトを取ると、そのままイズミを連れて部屋の奥へと消える。