守りたい ただあなただけを


あの青年を逃がす為ならば、
この命は惜しくなかった。


サイコに斬られる覚悟は出来ていたが・・・私の妨害を黙殺したという事か・・。


リバル様と同様、
サイコも何を考えているのか全く読めない。


「・・まぁいい。
饅頭も手に入った事だし。

カリマル、女は見つけ次第殺せ。」


「ハッ。」


イズミ姫と付き人、2人で逃亡を続けていると思っていたが・・・

あの青年は一体何者だ・・・?


誰一人として奪われたはずの武器を・・刀を持っていた。


それだけでなく、

この王宮の中では誰も敵わないであろう最凶のサイコを完封した太刀捌き。


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