守りたい ただあなただけを
やがてエイダの予言通り、
俺達の目の前には真っ白な景色が映った。
「これが・・雪・・。」
初めて見る雪は想像以上に綺麗だった。
「見とれて侮ってはならぬぞ。
雪で隠れてはいるが、
険しい山岳に変わりな・・・」
“バシャ!”
「・・・・何をするリューマ!!」
思わず足下の雪をすくって玉を作る。
作ったからには投げてみたが・・見事にエイダの顔にクリーンヒットした。
「ちょ・・冗談だって!!」
エイダが負けじと雪の玉を投げ返してくる。
エイダ側として参戦したイズミも加わり、
二人にコテンパンにされた顔面は雪まみれになった。