守りたい ただあなただけを


「・・・・・・・・・・。」


「エイダ?どうした?」


感涙していたイズミとは対照的に、

途中から難しい顔しながらキッカワの話を聞いていたエイダを見る。


「リリカ・・・。どこかで聞いたことのある名前だ・・。」


「まぁ珍しい名前だよな。」


「・・・リリカ・・・・・!?

キッカワ君、そのリリカちゃんのファミリーネームは分かるか?」



「・・・・・・。」


エイダの質問に、思い出そうとしばらく斜め上を見上げたキッカワがペンを走らせる。


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