守りたい ただあなただけを
・・・ん?待てよ・・?
「リバル様、
先程・・“王家へも秘匿にされていた”と・・
“ヨバル様やラバル様も知らなかった”と仰いましたが・・・。」
「なんだ?」
「何故その秘密の部隊を・・
あなたは知っているんですか?」
・・・リバル様が・・ニタリと笑う。
「歴代ソプラノの長達も馬鹿なことをしたものよ。
明確な相手も、明確な目標もなく、
本当に訪れるかも分からない“危機”の為に“強くなれ”と命じられた人間。
・・・カズマ、
力だけが付き、それを発揮する場もなく力を持て余した人間は何を考えると思う?」
「・・・・・・・・・・・」
リバル様が・・・ある1点を見つめる。
・・・・・・・!?
「まさか・・・・・・・・。」
「仮に娘がソプラノへ帰っても、
国中の武器はこちらにある。
我らが負ける事は無い。
そして余の駒にはサイコとキラがいる。」
「・・・・・・・・・・・・。」