守りたい ただあなただけを
「鳩はどれぐらいでソプラノに着く?」
「恐らくもう着いている頃だ。
ローゼ華撃団が救援に来てくれるまでもうしばらくの辛抱。」
「イズミが生きてるって知ったらソプラノの人達は喜ぶだろうな。」
<見つかった。>
キッカワが冷静にスケッチブックを俺達に見せてくる。
「見つけたぞ!あそこだ!」
その後に兵達の怒声が遅れて聞こえてくる。
「キッカワ君・・どれだけ視野が広いんだ君は。」
「あの大自然の中で暮らしていただけあって、索敵能力が優れているのかもしれない。」
<あんまり褒められると照れる。>
「・・・書いてる暇あったらさっさとイズミ連れて先に行け。」