守りたい ただあなただけを


―――――― 


夜になると、ついにハグワール自衛部隊の連中が出没するようになった。


エイダと俺も無駄な戦闘は避け、見つからないことを最優先に4人で固まって行動する。


「雪が武器になる日がこようとはな・・。」


エイダが手際よく固くて投げやすいサイズの雪玉を作ってイズミやキッカワに渡す。



「目くらましには十分ですね。」

<ありがとう。>



・・5人までなら俺が請け負える。

いざとなったら3人だけでも逃して・・・


かじかんだ右手に息を吹きかけて温める。


問題は鉄砲だ。
刀VS鉄砲なら確実に負ける。


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