守りたい ただあなただけを
「ローゼ華撃団だ。」
結論を出す前に、
エイダが俺の肩に手を置いた。
「イッズミ~!!!」
「うわっ!」
いつの間に!?
気配も感じなかったが、
倒れ逃げ惑う自衛部隊の連中の間から、1人の女の子が俺達の所に駆け寄ってきていた。
「フィフス・・ごめんね心配かけて。」
「もうバカ~!
死んじゃったと思ってたんだよ~!」
イズミは抱きついてきた女の子の頭を優しく撫でる。
こんな小さい子もいるのか・・。
「イズミ様!」
「イズミ!!」
「イズミちゃん!!」
<めっちゃ来た。
過呼吸で倒れそう。>
「人見知りのキッカワには引き続ききつい状況だな。」
屋根から続々と女達が降りてきた。