守りたい ただあなただけを


「一応私もいるんだぞ。」


さっきからイズミの周りに集まるその子達にエイダが嫌味を言う。


「エイダ・・彼らは・・?」


「私達の逃亡を手伝ってくれた大切な仲間だ。

こちらがリューマ。
こちらの彼がキッカワ君。」


「・・え!?
なんで君・・刀持ってるの!?

そっちの君はなんでスケッチブック!?」


一から説明するのが面倒だったので後でエイダに説明して貰うことにした。


「そなた達こそ、武器は奪われたはずなのに何故弓矢を・・?」


「失ったらまた作ればいい。
弓矢ぐらいだったら簡単に作れるよ。

・・さすがに刀や鉄砲は無理だけど・・。

いいなぁ~!ねぇ久し振りに握らせて刀!」


「お・・おお。」



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