守りたい ただあなただけを
「ぐっ・・!!」
刀を避けて奴の顔面に丸太を叩き込んだ・・と同時に脇腹へ激痛が走る。
「痛てぇじゃねえか・・小僧?」
「・・くっ・・お互い様だバカ野郎。」
瞬間、刀から左手を離してすぐさま俺の腹に拳をめり込ませてきた。
鉄球にえぐられたような激痛が走る。
でかいくせに反射神経が良い・・。
「おらおらもう終わりか!?」
「!?」
一手目は刀で力強く、
二手目からは両腕で素早く。
武器を3個同時に武装しているかのような攻撃が続く。
「フンッ。痛くもかゆくもないわ。」
「・・・・そりゃ・・どうも・・。」
全身筋肉男かよ・・・。
避けながらこちらの攻撃も当たるが、
ダメージの差は歴然だった。