守りたい ただあなただけを
「・・・・・オノレ・・・・オノレ!!!!!」
「・・・・・・・・・・。」
仰向けに倒れる大男を足で押さえつけながら、奴の刀を拾う。
「・・・オレガ・・マケルダト・・?
・・ソンナハズ・・ソンナハズナイ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
“刀を握っているリューマより、
そうやってワンちゃん達を抱っこするリューマの方が私は好きです”
ごめん・・イズミ・・・。
断末魔のような叫びが耳をつんざく中、
大男の左胸に突き刺した。