守りたい ただあなただけを
「・・ところで・・敵は・・
王の味方についてる奴がまだいるのか?
カリマルはこっちに協力してくれたんだろ?
だったらハグワール自衛部隊だって・・。」
ファーストが答える前に、
作戦後もしばらくはハグワールに滞在していたエイダが俺を見た。
「ハグワール自衛部隊の人間も半数以上は脱隊したようだ。
彼らだって言ってみればペットを奪われた被害者。
国王に恨みを持っていながら、カリマルの為に尽くしていただけに過ぎない。
・・・・カリマルの号令で、
残りたい者だけが残ったというわけだ。」
「・・・戦いが好きな・・血の気の多い連中だけが残ったって事か・・。」
「カリマルも武器の解放は協力してくれたが、自分が置かれた立場の責任は最後まで果たすつもりのようだ。」
明日の作戦全容を説明し終えたファーストが、最後に俺達の顔を見回した。
「数では私達が圧倒的に有利。
明日、必ずリバル国王を討ち取ろう!!!」
「「「「「「「はい!!」」」」」」」