守りたい ただあなただけを


「・・ところで・・敵は・・
王の味方についてる奴がまだいるのか?

カリマルはこっちに協力してくれたんだろ?

だったらハグワール自衛部隊だって・・。」



ファーストが答える前に、

作戦後もしばらくはハグワールに滞在していたエイダが俺を見た。


「ハグワール自衛部隊の人間も半数以上は脱隊したようだ。

彼らだって言ってみればペットを奪われた被害者。

国王に恨みを持っていながら、カリマルの為に尽くしていただけに過ぎない。

・・・・カリマルの号令で、
残りたい者だけが残ったというわけだ。」


「・・・戦いが好きな・・血の気の多い連中だけが残ったって事か・・。」



「カリマルも武器の解放は協力してくれたが、自分が置かれた立場の責任は最後まで果たすつもりのようだ。」






明日の作戦全容を説明し終えたファーストが、最後に俺達の顔を見回した。


「数では私達が圧倒的に有利。

明日、必ずリバル国王を討ち取ろう!!!」


「「「「「「「はい!!」」」」」」」



















< 373 / 431 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop