守りたい ただあなただけを
――――――
「!!!?」
目の前に西門が見えたと同時、
その向こうに待ち構えるハグワール自衛部隊の連中が視界に映った。
「おいおい・・がっつり待ち伏せしてるじゃねぇか・・。」
「来たぞ!!!大筒構え!!!」
・・大筒だと!?
その言葉に反応したのは俺だけでは無かった。
すぐさまエイダが後ろを振り返る。
「左右に散れ!!」
<なにあれ!?>
「いいからこっち!!」
俺だって見るのは初めてだった。
少し上に位置された黒くてでかい“大砲”が俺達に向かって発射された。