守りたい ただあなただけを


―――――― 


「・・ハァハァ・・ハァハァ・・。」



「みんなご無事ですか!?」


「そっちも無事で何よりだよ。
・・え~っと君は・・。」


「セカンドです。」


「セカンドね。覚えた。」



“皆、聞こえるか!?”


耳に付けたイヤホンから、トランシーバー越しのファーストの声が聞こえてくる。



“このままでは埒が明かない・・・ローゼ華撃団の全てをぶつけよう・・・”


「おい、何するつもりだ!?」



“エイダ、リューマ殿、キッカワ君。
私達が道を切り開く。
・・・3人だけでも中へ!!”


「・・・・・・特攻するつもりか・・?」

「待てファースト!!早まるでない!」

「・・・・・。」



“エイダ・・イズミ様を頼んだよ。”


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