守りたい ただあなただけを


「・・・・!?」
「!?」


その時、まるで俺達が来たことが分かったかのように扉が開けられ・・・

中から1人の人物が出てきた。



「・・・・エイダ・・。」
「ああ・・・。」


「・・・・・」



テナー以来か・・・・。


バンダナを逆三角形に巻き、

目元しかこちらに見せないその人物が、
背中に差していた長い刀を抜いた。




「・・・・!?!?」


じりじりと間合いを詰めていくと、

ロウソクの火に照らされ、
バンダナさんが着ている服がよく見えた。


それを見て、
エイダが驚愕の表情を浮かべる。

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