守りたい ただあなただけを


「・・・・そなた・・なぜ・・?」


「・・・・・」




「・・・・やっぱりか・・。

ファーストからその話が出た時は
“本当にいるのか?”って思ってたけど、

もしかしたらお前がそうなんじゃないかって考えてた。


全員とできたわけじゃないけど、今日まで一緒に稽古した華撃団のみんなよりも、

あの大男よりも、お前は比にならないぐらいの強さだったからな・・。」


「・・・・・」




「どういうことだリューマ・・・・。

あの者・・
何故ローゼ華撃団の隊服を着ている?」


「よく見てみろ。
肩に刺繍されてる数字。」


「!?」






「・・・・・」


「お前・・・女だったんだな・・・。」







「何故だ・・・何故王の味方についた!?
ソプラノの長を裏切ったのか!?」


「・・・・・」





「もういいエイダ。

相手が誰であろうが、そこにどんな経緯があろうが俺には関係ない。

王はもう目の前だ。」


「・・・・・・くっ・・。」


「約束通り、
今度は2人で力を合わせて戦おう。」


「・・・・分かった・・。」


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