守りたい ただあなただけを
――――――
・・・・?
王室の前に着くと・・
いつもと違うサイコの雰囲気を感じ取った。
「・・・・・」
「それは・・君にとっての勝負服なのか・・・?」
「・・・・・」
「綺麗な服だ・・よく似合ってる。」
「・・・・・」
「サイコ頼む・・リバル様と話をさせてくれ。もう反乱軍の攻撃が始まってしまった。」
「・・・・・」
・・・・?!
いつもは力尽くで入ろうとする私に容赦なく峰打ちしてきたサイコが・・すんなりと扉を開けた。
「・・・・・」
「ありがとう。」
「・・・・・」
「殺しはしない。
今更そんな事して何になる?」
警戒するサイコが私と共に王室へと入る。