守りたい ただあなただけを
「・・・大丈夫か?」
「負けるわけにはいかない・・
長を裏切ったあいつだけには・・!」
「冷静になれ。やみくもに突っ込まず数の有利を生かすんだ。
前後から挟撃し・・・おい!」
ダメだ・・!
冷静さを失ったエイダが再びゼロに立ち向かう。
すぐに俺も援護に走った。
「おぉぉお!!」
「・・・・・」
・・弾かれるぞ・・!?
「しまっ・・!」
「・・・・・」
「させるかよ・・!」
なりふり構ってられなかった。
エイダを斬り下げようとしたゼロに体当たりをかます。
「・・・・・」
「・・くっ・・。」
すぐさま体勢を立て直すが、
一瞬向こうの方が早かった。
間合いへ先に入られ、
容赦ない手数を浴びせてくる。