守りたい ただあなただけを


「・・・・・」



「・・・ハァハァ・・ハァハァ・・」


「曲芸師みたいな身のこなしだな・・。」


「リューマ・・・
肉を切らせて骨を断とう。」


「・・・・?」


「ローゼ華撃団の覚悟を・・キッカワ君の勇気を無駄にするわけにはいかない・・!」


「・・・・!?」




小声で俺の耳元に告げたエイダが、
立ち上がってゼロへ切っ先を向けた。




「私の名はエイダ。

そなたと同じソプラノで生まれ育ち、
長によって生かされた女。

長のご恩に報いることができるならば、
この命は惜しくない・・!!」


「・・・・・」


「もうそなたの攻撃は受けない。
刺し違えてでもそなたを倒す。」


「・・・・・」






“リューマ。

彼女の刃、
そして体は私が受け止める。

だから私ごと貫け“




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