守りたい ただあなただけを
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・お前も王の手先か。」
「私の名はカズマ。
幼い頃からリバル様と共に過ごし、
ずっとそのお傍に仕えてきた。」
「お前は何とも思わなかったのか・・?
廃武具令によって俺達の武器が奪われていった事を・・
何の罪も無いイヌやネコたちの命が奪われていった事を・・
ただ黙って指をくわえて見てたのか!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・ああ、そうだ。
リバル様に服従し、民達が慌てふためく様子を楽しませて貰っていた。
君もやってみるか“ネコダーツ”?
面白かったぞ、リバル様と共に動物達を虐殺していくのは。」
「・・・・!!!!!!」
「どれだけ街が結束して攻め込んでこようと全員返り討ちにしてやる。
リバル様に盾突いた事、
一生後悔するがいい。」
「・・・・・・・・・5秒だ。」
「・・・・何?」
「お前みたいな、ただ王に服従する事しか出来ない弱虫を斬るのに10秒も要らない。」
「・・・・言っておくが私は強いぞ?」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・見事・・なり・・・。」
「・・・・・・・。」