守りたい ただあなただけを
「よ~し、
あとはグツグツと煮込んで・・・・
・・イズミさん!エイダさん!
お久しぶりです!」
一段落したリリカもテーブルに来て、
一緒に昼食の準備を始める。
「・・・じゃあ・・始めましょう。」
毎年一度のこの日。
集まったらまず最初に行う事がある。
イズミさんが手を合わせかけたところでそれを制した。
「もし良かったら・・
せっかくだから今年は外でやりませんか?
ほら、いつも夜だったし、
お屋敷の中だったから。」
「なるほど・・空に唄うのも良さそうだ。」
「たまには良いこと言うじゃない?」
エイダさんとリリカが快諾してくれたのでイズミさんを見る。
「ありがとうございますキッカワさん。
そうしましょう・・
きっと・・見てくれてますもんね!」
「はい!僕もそう思います!」