蒼い月と紅の灯火

「別に、そういう風になってほしくないから朱里がやったんじゃないの」




「蒼兎……」




「まぁ、でも得したな!」




「死ねクソ兄貴」




「朔夜、次は……」




「待って、朱里ちゃんのが怖い」




いつものふざけた朔夜に戻って少し安堵する。
許さないけど。





「だって……! ひゃ!?」




蒼兎に抱き締められる。




「嫌がらせだわ」
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