蒼い月と紅の灯火
告げた私の本音。
寂しくて、付き合って1日くらいなのに、どうしてだろうって思ってた。
出会ったあの頃から、蒼兎の事が大好きだったから。
だから、より寂しく感じたんだ。
「もう……我慢してたのに」
「蒼兎?」
「朱里がそういうんなら遠慮しないよ」
意地悪そうに微笑むと、いつもよ弱々しさを感じさせない力で押し倒された。
「力あったんだね」
「馬鹿にしてたでしょ?」
「きゃっ!?」
急に首筋に吸い付くものだからくすぐったい。
「蒼兎?」
「いいよね?」