蒼い月と紅の灯火

そう叫んだ瞬間。
朔夜さんが横に思いっきり吹っ飛んだ。




「僕が居ない間に、何やってるわけ……?」




「思ったより早かったなー!」




ヘラヘラとしながら起き上がる朔夜。




「こっちの質問に答えて欲しいんだけど」




「えー、別に? 二人の手助け?」




「朱里、怖がってるんだけど」




「それはごめんねぇ? でも分かったんじゃないの」




「え……?」




何を、言っているんだろうか。

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