交際宣言~不良のキミと2年間~
「一緒に帰ろう」

悪斗くんが言ってきた。



まだ全然明るいし、ひとりで帰ろうと思ってたんだけど悪斗くんのこと知りたいし、一緒に帰ることにした。



「病院って本当に幽霊でるの?」

「は?でねーよ」

「でも、よく聞くじゃん」

「あれは作り話じゃないの?」

「違うよ。ほんとだよ」



あたしは悪斗くんとゆっくり帰った。



普通にみんながするような話をして帰った。

家に帰ってからも、時々思い出して、笑っちゃった。

寝るときも思い出して、寝れなくなったり。



でも、病気だったことを思い出すと怖くなる。

あたしが病気なわけじゃないのに。
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