交際宣言~不良のキミと2年間~
あたしは授業が始まるまで、
屋上のベンチに座っていた。

チャイムがなり、
あと10分で始まるくらいかな?と
ベンチから腰を浮かせた頃。

勢いよく、屋上の扉が開いた。



「麗華!」

そこにいたのは、凛と里美と海斗。
みんな心配そうな顔をしていた。

「悪斗くんとぶつかってたから」


そういう凛の顔をみて、ハッとした。


みんな悪斗くんが図書委員で
あたしと仲良くなったの知らないんだ。


「悪斗くん、図書委員なんだ」



そういったあたしを、
みんなは目を真ん丸にして驚いた。


「何言ってんの?大丈夫?」




「悪斗くんから聞いた」




「何もされてないよね?ぶつかったけど」




「だいじょーぶ!」



あたしはそういうと、
みんなと教室に戻った。

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