壊れた心…
第一章…上司と部下
社会人になったばかりの18歳
何もかも初めての世界
そこには、周りから信頼されていて、ひときわ目立つ彼がいた。
包容力がある人で、いつも周りの空気を、なごましてくれる存在で、お得意様の接待には、必ず彼の名前があがる…
『おーい、N君!〇〇からの接待行ってくれるか?』
『またですかぁ? 俺、酒飲めないんですょねー(^-^;』
お酒が弱いらしく、苦笑いしていた。
『向こうが君に是非出席して欲しいと言ってるんだょ~頼むわぁ~』
『くそじじぃに、酒浴びるほど飲ませますょ~(笑)』
そんな下品な言葉も彼の、スペシャルボイスで言うと、素敵に聞こえる(笑)
どうやら彼は、前の接待の時に、飲めない酒を飲まされて
『くそじじぃ~!!』
と、叫んだらしい(笑)