壊れた心…


免許があると行動範囲が広くなる


明るい未来が見えてきたかのように、高校生の時バイトしていたお店の店長からの電話


『まきちゃん、暇ならお店手伝いに来てよ』


私が実家に戻った事を風のたよりで聞いたらしい


何もする事がない私、でも自信ない私


店長とは、昔大喧嘩したことがあって、そのせいか気心しれた人だった


お互いに一目おく関係が何ともいえない心地よさ


店長のご主人が亡くなった時、店長の少しの支えにでもと思って頑張っていたあの頃を思い出す…


懐かしい香りのするお店でもう一度やり直してみようと思った


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