手をつないだからキスをしよう!
朝、空を見上げると

雲ひとつない、キレイな秋晴れが広がっていた。

『カラオケ行こう。』

昨日の夜まで、頑なに拒否していた唯ちゃんからの返事。

ヨシ!!

きっといいことあるはず。




「先生、ごめんなさい。
私………ずっと好きでした。
もちろん、今は違います。」

そう話す私を、優しい目差しで…………

「ありがとうございます。」って答えてくれた。

多くを語らずとも………

咲、私………唯ちゃんのことを、理解してくれたみたい。

「これから、唯ちゃんがカラオケに来ます。
今の告白………話します。
なので………泣き虫唯ちゃんをお願いしますね!」

多分………絶対。唯ちゃんは泣くの。

だから………先生は待機してもらう。

私達が元の関係に戻ったら………二人は別れないから。
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