ちゃんと、食事しる! ☆ Kingの生きる道☆

電話から間もなく、帰って来た母と姉。



親戚ぱわ〜炸裂で、ねーちゃんは狙っていた『五目焼きそば』を食べる事なく



親戚の叔母さんや瑠璃さんの手作りのご飯やお菓子を食べて来たそうだ。



母に預けた金庫の鍵。



母 『は?』


姉 「へ?」



は行です。



色んなモノをあさり、出てきた鍵。



おかーちゃん、ねーちゃん来たら、ねーちゃんに渡してねって、言ったよね?



『忘れでらった。』



やっぱりね〜。ま、いっか?



術後の父の様子を聞いた。


ねーちゃん曰く、麻酔には自白強要剤の様なモノが含まれている為、うわ言で話す言葉は、偽りのない、本心なんだそうだ。



「何て?」



『全部取ったのか〜って聞かれた。』



「んーん、取らなかったよって、言えば良かったのに。」



ねーちゃんが泣いた。


そんな事、言えないって泣いた。



やっと、



ねーちゃんが 泣いた。



ばんざい。


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