ちゃんと、食事しる! ☆ Kingの生きる道☆

母が入院した時に、私が母の病院に通っていた事が気に入らない様子の姉。


姉に言わせると、私ばかりが顔を出してズルイんだそうだ。


何を言っているのか、全く分からない。だって姉は働いている。


だから働いていない私が行く。


それじゃ、ダメなのか?


父の事も

『今すぐどうこう…とかじゃないなら、こないだみたく電話してこなくていいからね。』


『後で聞けば分かる事だから。』


こないだ…と言うのは、父が、もしかしたら癌かもしれないと、電話をした時の事を言っていた。


勤務中なのは承知の上だった。


もう電話、しません。



明日の入院に備えた書類の最終点検と、持ち物の確認をしている時に、父の実家から電話が来た。


一番上のお兄さんだ。癌から生還した叔父さん。


父は、あくまでも検査入院だと話している。


その電話が何故来たのか母は知らない。台所で姉に聞いていた。


『今朝電話したんだって』

自分が知らない事を母は怒っている様子だった。


姉も姉で、私から聞いたばかりの話だと応酬している。


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