優等生が恋をしたら。<短編>
素朴な疑問
そうこうしているうちに気づけば
図書室は閉館時刻を迎えていた。
今までのやりとりを見ていて気づいたかも
しれないが、私達はずっと会話を一言も
発していない。
本来の彼氏彼女であれば、沢山話すのだろう。
しかし私達は例外。
話すにしても朝や帰りにおはよう、おやすみとか。
今日の放課後だって、LIMEで彼から
今日放課後図書室で勉強しよう。と
来ただけだ。
少し話せただけでも私は充分なんだ。