ただ君を愛してる
いつの間にか龍生のこと好きになっちゃってたんだ。


いつもそばにいる龍生が


いつも笑ってくれる龍生が


いつも好きでいてくれる龍生が…。


「んっ…。花歩?」


龍生が目を重そうに開いた。


「りゅっ、龍生ぃっ…。」


あたしは、龍生の手を握った。


「ごめんなぁ…。俺の不注意で」


あたしは首を振った。


「生きててよかった…。」


あたしはいっぱい泣いた。



   ―2日後―



「龍生ーッ!」


龍生が退院してきた。


あたしはすぐに、龍生の家に行った。


「あー、花歩。いらっしゃい!」


相変わらず、龍生は包帯だが元気だ。


なんとなく、松葉杖がツラそうだ。


「お邪魔しまーす…。」


「あら、花歩ちゃんいらっしゃい。あとでケーキ持ってくるからね^^」


と優しく笑ってくれた。




「じゃー俺の部屋にいるから」


と階段を上る。


ツラそう…。


見てるこっちが悲しくなる…。
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