愛しい悪魔
「おはよう、茜。」

「おはよう、お母さん。お母さん、これ誰。」

「誰って?」

「これ。」

未桜を指さしながらお母さんに聞いてみた。

「ん?」

どうやら私以外には未桜が見えていないらしい。
これはまた面倒くさいことに巻き込まれたな。
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