愛しい悪魔
ご飯を食べて、顔を洗って、着替えて、部屋に戻った。

そこにはもちろん未桜がいた。

「なんのために私の前に現れたの。」

「大きな花を咲かせてやるため。」

「意味がわからない。」

本当にわからない。

彼が何をしたいのか。

何をするつもりなのか。

「大きな花って?」

「そのうちわかるよ。」

少し笑いながらそう彼は言った。
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