電車で出会ったキミとワタシ
「名前聞けばよかったじゃん!」
「頭が回りませんでした…」
イケメンさんとの急接近も
もう、昨日のこと
優衣と瞳と三人で、教室でお昼を食べていた
お母さん言って、脱!特大三段弁当
今日は二段弁当にしてもらった
「今日は!今日の朝はどうだったの?」
優衣は、大きな目をきらきらさせて聞いてくる
「今日は…寝坊して、いつもの電車に間に合いませんでした」
「そうだ!今日あい遅刻してた」
「連日の寝不足が原因です」
「寝ろよー!テストより恋だよ」
瞳は、私に言った後、美味しそうな玉子焼を口に運ぶ
「うん…、そうかなぁ?」
私は優衣を覗くように聞いてみる
「うーん。志望大学に受かるのと…彼氏出来るのなら…
私は、志望大学を選ぶかな」
「これだから、女っ気ゼロなお二人さんは困るわ~
まだ二年生よ!受験のことは来年考えよう!
だから、あい!とっとと彼女になって
写真撮ってみせろぉー!!!」
「ちょっ、うるさいよ!瞳!」
瞳は顔の横に拳を作って、馬鹿みたいに大きな声で言うから
優衣と私で、必死に止めた