電車で出会ったキミとワタシ



どんよりと黒い雲から、雨がザァザァと降っている




昨日のお兄ちゃんとのことをモヤモヤしながら




今日は雨だから、バスに乗って最寄り駅まで行くことにした




最近買った、オレンジ色の傘を差して
バス停に並ぶ




もう時間なのに、なかなか来ないバス

まぁ、雨だし、バスが遅れるのは想定内



だから、少し早く家を出ておいた。





結局、10分程遅れて、バスがきた





バスに乗ると、結構混んでいて




空いていた、後ろのほうの席に座ろうと思い




一番後ろの席の端をみると





「ひょ!」






電車のイケメンさんだった





腕を組んで、目を閉じていて




寝てる…





同じ方向なんだ…これは運命だ。



ドキドキしながら、イケメンさんの一つ前の席に座る






寝顔、綺麗だった~





後ろにイケメンさんがいると思うと、ドキドキと緊張で吐きそうになる




よく男の人は、
香水より、ほのかに香るシャンプーの香りが好きと雑誌に書いてあるけど





私からシャンプーの香りがするのかは分からない…




今度、ちょっと高めのシャンプー買おう




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