*私の総長さん-second-*【完】
沈黙の中…大和が重い口を開いた


大「ここさ、俺にとっちゃ…思い出の場所

総長が俺を拾ってくれた場所…

身寄りもなくて、親にも勘当されてさ、、あの時14だぜ?

参っちゃうよなぁ…

でも「夜桜」はそんな奴等ばっかの集まりでさ

寂しい男共が自由に生きる…

自由に生きる男が一番輝いてんだって…

総長の口癖…

…すごく…優しくて、すごく強くて…めちゃめちゃかっこよくて…

だから、俺らにとっちゃぁ…兄貴同然…

兄貴の言うことは絶対だからさ、「夜桜」抜けろって言ったら抜けるし、

兄貴の為なら命張れるし…

今までそう生きて来た…

1つしか歳が変わんねーのにさ、すんげぇ大人に見えた」


大和は…空を見ながら話していた


沙奈は黙って聞いていた




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