*私の総長さん-second-*【完】
高「誠……」


誠「信也…お前は…昔はそうじゃなかった

前はもっと優しくて

仲間思いで…

でもそれを俺達が裏切ったんだよな?

お前は何も間違っちゃいねー。

けど…お前が俺らの総長なのには変わりねー。

俺らはお前が前のお前に戻るまで、ウザイくらいお前と一緒にいるつもりだ」


高「誠…」


沙「……あなたは…また裏切られるんじゃないかって…

怖かったんですよね…?」


沙奈は優しい笑顔で高杉に問いかけた


高「………お前ら変わってるぜ…特に女…お前は本当に気が強い女だ…」


沙「…あなたは変われます…少なくとも…私と誠さん達は…

そう信じてます…

今度私の総長さんと喧嘩する時は…正々堂々と立ち向かって下さい…」


沙奈は笑顔を見せた


誠「沙奈ちゃん……」


高「ふんっ…やめだ!やめだ!」


誠「信也…」


高「気分が乗らねー。…お前ら…帰るぞ」


高杉の合図で祐希達の周りから人が引いた


高「おい!今度は必ず…殺ってやるからよー。」


祐「高…杉…」


高杉は立ち去った



< 79 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop