幼なじみの優しい彼
瞳を手の甲で少し拭うような仕草をした海は、私に向き直り私の両肩に手を置いて少しかがむ。
優しく愛おしそうに見つめながらゆっくり口を開いた。
「俺も10年前からずっとヒカリが、大好きだったよ。ずっとずっと、大切だった」
「え、10年って幼稚園の時から?うっそ」
あんぐりとバカみたいに口を開けて私は絶句する。
「そうだよ、それに6歳の時にちゃんと俺、告白しただろ?」
「へ?そうなの?」
「そうだよっ。やっぱり忘れてたんだな、ヒカリ」
恨めしそうに、拗ねたように私を優しく睨む海の目が少し赤い。
6歳の時ってそもそも、その時代の記憶がすっぽり抜け落ちているんですけど、私は。
「それに中学の時から俺なりにアプローチしてたのに、ヒカリ全然気づかないし、鈍感すぎるよ」
優しく愛おしそうに見つめながらゆっくり口を開いた。
「俺も10年前からずっとヒカリが、大好きだったよ。ずっとずっと、大切だった」
「え、10年って幼稚園の時から?うっそ」
あんぐりとバカみたいに口を開けて私は絶句する。
「そうだよ、それに6歳の時にちゃんと俺、告白しただろ?」
「へ?そうなの?」
「そうだよっ。やっぱり忘れてたんだな、ヒカリ」
恨めしそうに、拗ねたように私を優しく睨む海の目が少し赤い。
6歳の時ってそもそも、その時代の記憶がすっぽり抜け落ちているんですけど、私は。
「それに中学の時から俺なりにアプローチしてたのに、ヒカリ全然気づかないし、鈍感すぎるよ」