君に恋を始めました

「じゃあ、僕が戻ってくるまでにそれ写しててー!パン買ってくるね!」

「わかった」

なるべく早くノートを写す。
幸人は帰ってくるのが早いから。

「ただいま〜!」

5分くらいで戻ってきた。
ノートは、幸人が戻ってくる10秒前くらいに写し終わった。

「助かった。ありがとう」
幸人にノートを差し出すと幸人はメロンパンを差し出してきた。

「昨日も僕がパン買って来たんだから今度何か奢ってよー」

あ、そういえば。たしかに昨日も今日もパンを奢られた。

「はい、これで足りるよね?」
パンの分のお金を差し出す。
このメロンパンは一個162円だから324円差し出す。

「いやいや、メロンパンの値段覚えてないし!なんで覚えてるの?」

「好きだから?」

「好き…あ、そういえば良也、月島さんと話してたよねー」

なんで"好き"から月島 華憐に繋がるのかわからないが、、

「ああ、うん」
「何話してたの?仲良くなった??」
「まあ、、」
「わかったー!そのせいでノート写してなかったんだ!」
「うん、、」

「もー!だからなんで月島さんの話になると反応が薄くなるのかねー、、。バレバレだって言ってるじゃんー!」

「・・・」
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