苦くて甘いビターチョコといちご
颯太side
ランニングから帰ってくると楽しそうにキッチンで琥太と鍋作ってたから安心してシャワー浴びる
2人楽しそうにしてたのは鍋見たらわかる
いつもは無い人参の花や、
白滝も丁寧に結んであったり、
食べてる時も2人笑顔で
俺も嬉しかった
とりあえず疲れてるはずの美恋を先に風呂に入れさせ、その間に琥太に片してもらった
暖かそうなパジャマになって出てきたからそのままソファに座らせ、
先生から貰った薬を美恋の背中に塗る
前に来た時からしてるから
もうほぼ日課だな。
薬を塗り終わり、俺も風呂に入り出ると、ブランケット片手にした琥太が、まるでお兄ちゃんって感じの顔で来た
「美恋さん中庭好きみたいで」
琥太と美恋が夕方昼寝してた中庭に面する縁側に行くと
小さく座って外見てる
「ほら、冬なんすから暖かくしてなきゃダメっすよ!女の子なんだから」
そう言って美恋にブランケット掛ける琥太はお兄ちゃんだな
美恋の隣に座ると床の冷たさが風呂上がりで暑い俺には気持ちよかった
「ここ落ち着きます」
キレイな月が澄んでる空で光ってる
その光は美恋の白い顔を綺麗に照らしていた
キレイな髪に、赤い唇、透き通ってるような白い肌
こりゃあのバーで白雪姫って呼ばれてた理由が分かるわ
「膝枕でもするか?」
冗談で言ったがもぞもぞと動いて胡座で座った俺の太ももに頭乗せた
「甘えた美恋チャンか?」
フッと笑うと、そうです。ぽつりと答えた
優しい頭撫でてやると擦り寄るようにしてくるのが小動物みたいで、
美恋の頭撫でるのにハマるわ
「颯太さんってあたしの隣であんまりお酒飲まないし、タバコ吸わないですよね。」
「未成年の隣でバカみたいに吸えるかよ、それに、」
それに、、
口に出す言葉に詰まった
それに、美恋を傷つけてきたあの男も吸ってただろ
そんなわざわさ嫌な事思い出すようなこと言えねぇだろ、
酒飲んで暴れてたっていうあの男の事なんて、
「颯太さんのタバコのにおいは、アレとは違う匂いだし、落ち着きます
最初助けてくれた時から、この匂いはあたしを落ち着かせてくれるって」
俺が言葉に詰まってたのを気づいたのか気づいてないのかわかんねぇけど、
「だから、吸っていいんですよ」
「そうか」
俺の目をちらっと見て空を見上げた美恋の頭を撫でながら
タバコを咥え、火をつける
真っ黒な空に白いタバコの煙が登っていく
ランニングから帰ってくると楽しそうにキッチンで琥太と鍋作ってたから安心してシャワー浴びる
2人楽しそうにしてたのは鍋見たらわかる
いつもは無い人参の花や、
白滝も丁寧に結んであったり、
食べてる時も2人笑顔で
俺も嬉しかった
とりあえず疲れてるはずの美恋を先に風呂に入れさせ、その間に琥太に片してもらった
暖かそうなパジャマになって出てきたからそのままソファに座らせ、
先生から貰った薬を美恋の背中に塗る
前に来た時からしてるから
もうほぼ日課だな。
薬を塗り終わり、俺も風呂に入り出ると、ブランケット片手にした琥太が、まるでお兄ちゃんって感じの顔で来た
「美恋さん中庭好きみたいで」
琥太と美恋が夕方昼寝してた中庭に面する縁側に行くと
小さく座って外見てる
「ほら、冬なんすから暖かくしてなきゃダメっすよ!女の子なんだから」
そう言って美恋にブランケット掛ける琥太はお兄ちゃんだな
美恋の隣に座ると床の冷たさが風呂上がりで暑い俺には気持ちよかった
「ここ落ち着きます」
キレイな月が澄んでる空で光ってる
その光は美恋の白い顔を綺麗に照らしていた
キレイな髪に、赤い唇、透き通ってるような白い肌
こりゃあのバーで白雪姫って呼ばれてた理由が分かるわ
「膝枕でもするか?」
冗談で言ったがもぞもぞと動いて胡座で座った俺の太ももに頭乗せた
「甘えた美恋チャンか?」
フッと笑うと、そうです。ぽつりと答えた
優しい頭撫でてやると擦り寄るようにしてくるのが小動物みたいで、
美恋の頭撫でるのにハマるわ
「颯太さんってあたしの隣であんまりお酒飲まないし、タバコ吸わないですよね。」
「未成年の隣でバカみたいに吸えるかよ、それに、」
それに、、
口に出す言葉に詰まった
それに、美恋を傷つけてきたあの男も吸ってただろ
そんなわざわさ嫌な事思い出すようなこと言えねぇだろ、
酒飲んで暴れてたっていうあの男の事なんて、
「颯太さんのタバコのにおいは、アレとは違う匂いだし、落ち着きます
最初助けてくれた時から、この匂いはあたしを落ち着かせてくれるって」
俺が言葉に詰まってたのを気づいたのか気づいてないのかわかんねぇけど、
「だから、吸っていいんですよ」
「そうか」
俺の目をちらっと見て空を見上げた美恋の頭を撫でながら
タバコを咥え、火をつける
真っ黒な空に白いタバコの煙が登っていく