苦くて甘いビターチョコといちご
危ない視線
龍side
美恋ちゃんの下駄箱に謎の手紙が入ってたあの日から1週間
帰る頃になると顔色が悪くなっていた
昼休みに美恋ちゃんから連絡が来て
屋上に繋がる階段の1番上の踊り場に来てほしいって言われた
紙パックのアイスティーにストロー刺してドアの窓から見える空をぼんやりと見ながら飲んでいるとパタパタと走ってくる音が聞こえた
「龍くん、」
美恋ちゃんが女子生徒1人連れてきた
「その子は?」
「美恋の友達の莉子です!」
ああ、美恋ちゃんが帰り道によく話す内容に出てくる莉子って子か
「よろしく。美恋ちゃんから話は聞いてるよ。仲良くしてくれててありがとう」
「いえ!実は呼んでもらったのはあたしなんです。相談事がありまして。
、、私美恋と1番仲良いと思ってるんですけど、ここ最近美恋の顔色が悪いんです。
なんでか美恋といると強い視線が来るんです、でもそれがどこから来てるのは分からなくて、まるで俺の美恋だからーみたいな感じがして、、」
「り、莉子、大丈夫だから」
「大丈夫なわけないでしょ!私だって大切な親友の美恋が傷つく前にどうにかしたいのよ!」
「莉子ちゃんって言ったよね、美恋ちゃんに対する視線の話とかもう少し詳しく教えて」
美恋ちゃん達を座らせ話を聞く
「教室では何も感じないんです、でも廊下歩く時とか体育の時とか、なんでか感じるんです、2週間ぐら前から続いていて、
気味悪いし、美恋が狙われてるんじゃって思ってて、」
なるほど、そうなると2人のほかのクラスって事だよな、
「手紙は?」
「入ってます、」
「捨ててない?」
「、まだ、」
ポケットから出した2枚の紙きれ
早く気づいて
君は僕だけのもの
2枚にはそれぞれ書かれていた
どちらも赤いペンで
まるで血のように見えた
「手紙の内容的にも美恋ちゃんのストーカーってはっきりわかるね、、
これは本格的に突き止めねぇと」
美恋ちゃんは膝の上で握っり閉めていた手を震わせていた
ストーカーが怖くないわけが無い
「美恋、」
「うん、平気。」
莉子ちゃんが美恋ちゃんの手を握って不安そうに名前を呼ぶが、笑って誤魔化している
「もう昼休みも終わる、ふたりとも教室まで送るよ」
美恋ちゃんの下駄箱に謎の手紙が入ってたあの日から1週間
帰る頃になると顔色が悪くなっていた
昼休みに美恋ちゃんから連絡が来て
屋上に繋がる階段の1番上の踊り場に来てほしいって言われた
紙パックのアイスティーにストロー刺してドアの窓から見える空をぼんやりと見ながら飲んでいるとパタパタと走ってくる音が聞こえた
「龍くん、」
美恋ちゃんが女子生徒1人連れてきた
「その子は?」
「美恋の友達の莉子です!」
ああ、美恋ちゃんが帰り道によく話す内容に出てくる莉子って子か
「よろしく。美恋ちゃんから話は聞いてるよ。仲良くしてくれててありがとう」
「いえ!実は呼んでもらったのはあたしなんです。相談事がありまして。
、、私美恋と1番仲良いと思ってるんですけど、ここ最近美恋の顔色が悪いんです。
なんでか美恋といると強い視線が来るんです、でもそれがどこから来てるのは分からなくて、まるで俺の美恋だからーみたいな感じがして、、」
「り、莉子、大丈夫だから」
「大丈夫なわけないでしょ!私だって大切な親友の美恋が傷つく前にどうにかしたいのよ!」
「莉子ちゃんって言ったよね、美恋ちゃんに対する視線の話とかもう少し詳しく教えて」
美恋ちゃん達を座らせ話を聞く
「教室では何も感じないんです、でも廊下歩く時とか体育の時とか、なんでか感じるんです、2週間ぐら前から続いていて、
気味悪いし、美恋が狙われてるんじゃって思ってて、」
なるほど、そうなると2人のほかのクラスって事だよな、
「手紙は?」
「入ってます、」
「捨ててない?」
「、まだ、」
ポケットから出した2枚の紙きれ
早く気づいて
君は僕だけのもの
2枚にはそれぞれ書かれていた
どちらも赤いペンで
まるで血のように見えた
「手紙の内容的にも美恋ちゃんのストーカーってはっきりわかるね、、
これは本格的に突き止めねぇと」
美恋ちゃんは膝の上で握っり閉めていた手を震わせていた
ストーカーが怖くないわけが無い
「美恋、」
「うん、平気。」
莉子ちゃんが美恋ちゃんの手を握って不安そうに名前を呼ぶが、笑って誤魔化している
「もう昼休みも終わる、ふたりとも教室まで送るよ」