雨のち晴れ
光と闇
あの日から太陽は隠された私の荷物を探したり、机の文字を消すのを手伝ってくれるようになった。
「で、なんでついてくるのよ」
「いいだろ、別に」
よくないから言ってるんでしょうが
「気持ち悪いんだけど、ストーカー?」
「たまたま、行く場所が一緒なだけだろ」
私は1人でいたいのに、いちいちついてくる。
この人と一緒にいると目立つから嫌なんだ。
太陽はクラスの人気者。
私はクラスの嫌われ者。
そんな私たちが一緒にいていいわけがないんだ。