透明なパレットに何色もの色を重ねて
「ねえね、昨日変だったけど何かあった?」
お弁当を作る私に、朝食のトーストをかじりながら沙彩が聞いてくる。
「な、何もないよ。なんで?」
「だって、ニヤニヤしたり、クルクル回ったり、うずくまったり、とにかく変だった」
「気のせいじゃない?」
そう返すと「ふーん」と不服そうな顔。
私だって自分でもよくわからないんだから
説明なんてできない。
ただ、望月くんの声を思い出すだけで胸が
騒がしい。
「あーねえねのかに座。今日は一位みたいだよ」
お弁当を作る私に、朝食のトーストをかじりながら沙彩が聞いてくる。
「な、何もないよ。なんで?」
「だって、ニヤニヤしたり、クルクル回ったり、うずくまったり、とにかく変だった」
「気のせいじゃない?」
そう返すと「ふーん」と不服そうな顔。
私だって自分でもよくわからないんだから
説明なんてできない。
ただ、望月くんの声を思い出すだけで胸が
騒がしい。
「あーねえねのかに座。今日は一位みたいだよ」