年下ワンコ幼なじみが可愛すぎてツラいです。
今日の晩ごはんは焼き鮭と豆腐の味噌汁に白ご飯というthe和食な献立だった。
お風呂から上がってスマホをいじっていると、獣人向け洋服の会社の広告が目に付いた。
獣人は尻尾があり、種族によって服はほとんどオーダーメイドということもある。
(そういえば空も獣人だったけど、私はあんまり獣人について知らないなぁ…)
ふと思いついて、『獣人』で検索してみた。
『獣人の生態について』
『獣人との付き合い方』
『人間と獣人の違いって?』
などなど、ズラーっと検索結果が並んだ。
ここは無難に『獣人の生態について』かな?
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獣人とは、人間と神獣との間にできた子供を祖とする種族である。
外見はほとんど人間と変わらないが、種族に応じた耳や尾など、動物の一部が特徴としてみられる。
現在確認されているのは、竜・狐・犬・猫・狼・兎・鼠・熊など約10種族、約30系統である。(西暦XXXX年現在の調べにつき、今後さらに発見されると予測される。)
獣人は人間と比べて視覚・聴覚・嗅覚などの五感や運動神経に優れていることが多い。(種族によって異なる)
獣人には『番(つがい)』というものが存在する。番は生涯の伴侶とされ、男子は精通、女子は初経を迎えると、番を判別出来るようになる。
番は、顔や体型などの好みに関わらず、出会った瞬間に判別出来る。いわば魂そのものが惹かれ合うものである。未だその理由や仕組みは分かっていない。
また、獣人には発情期が存在し、種族によりその時期は異なるが、15~18歳までには必ず最初の発情期が訪れる。なお、番でなくても好意を少しでも持った異性に襲い掛かる可能性があるので、獣人の自宅謹慎を勧める。
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この後も長々と獣人についての情報が事細かに掲載されていた。
「つがい?……って、なんか凄いな」
人間にはない風習だが、生涯で1人だけを愛し抜くのはとても素敵だと感じる。
『番』で検索をしてみた。
『獣人の番に対する溺愛はやばい』
『つがいを見つけたときの対処法』
『つがいを見つけた瞬間~柴犬獣人の体験談~』
【柴犬獣人】を見て、空を連想した。
そして、その記事に指をのばした。