シュンの恋2
「まぁ・・・後輩の女の子にキスされたのを見られてた」
「・・・キスされたの?したではなくて、されたの?」
「うん・・・」
「どこで?」
「・・・うん・・・隣町の駅の階段で」
「えぇ〜〜あそこ、かなり人通りあるよ」
「うん」
「でも、なぜメグに見られたの」
「メグの高校は駅の近くだよね」
「確かに10分くらいの場所」
「帰りの電車に乗る時間が一緒だから」
「あ〜」
「俺も、後輩の子にキスされるなんて思ってなくて・・・」
「なるほどね〜」
「まぁ、タイミング悪く見られてしまったんだ」
「そう・・・でも、それだけで別れるかな・・・他にも何かあるの」
リエは、更にエグってくるが、シュンはリエに質問した。
「・・・そう言えば、リエさんは何故、山田と別れたの?」
「あ〜〜アイツも、後輩の女の子と浮気したの」
「そっか・・・」
「そう、まったく〜シュン君も山田も似たような事するんだから〜」
「・・・リエさんは、山田と別れてから付き合っている人はいる?」
「あははは・・・居ないわよ」
「そうなんだ」
「シュン君は、まだ・・・」
「なに?」
「いや、気にしないで、そしたら帰るね」
「うん、気をつけてね」
リエは、バス停の近くの店を後にした。