シンデレラは騙されない
黄色のような変な色のサングラスをかけて、髪なんかボサボサのツンツンで、全てにおいて面倒くさそうな顔をしていた凛様…
「ねえ、俺達、どっかで会ったっけ?」
「会ってないです!」
「絶対?」
「絶対です!」
そんな最悪の出会いから、私達は完全に恋に落ちた。
凛様… 凛様…
駅はもう少しなのに、凛様への想いが溢れ出す。
一万回ごめんって言っても、一生泣いて暮らしても、凛様への裏切りは決して消える事はない。
凛様、ごめんなさい…
本当にごめんなさい…
こんな私を嫌いになって…